■頑張って当たり前はいつから始まったのか
日本はいつからか頑張るのが当たり前になってしまった。
頑張ってるね凄いねと言われるのはこのペースで走り続けたら死ぬ人間だけだ。
このペースで走り続けても死なないペースで走ってるうちは「もうちょっと頑張ってもいいんじゃない?」と言われ続けるのが今の社会だ。
地獄である。
血の小便を流して走り続け、ゴールよりも手前でくたばる阿呆だけが人間扱いを許される。
ソレ以外の、ゴールを目指して走るがゆえにゴールに辿り着けるペースで走る全ての者達が愚鈍なのろま扱いをされるこの世界で、それでも頑張る奴らが何を考えて頑張ろうと思えるのかが私は知りたい。
遠回しな足の引っ張り合いですらない。
完全な殺し合いではないか。
それに加担するために己の身体に鞭を打てるその心理が知りたい。
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