めでたい元旦の日、というのは昔の認識。
エンターテイメントに飢えた一般人達のせいで、
政府は元旦の日にランダムで選んだ私人の人生すべてを掘り起こし、
それを全メディアで配信し提供している。
「あけましておめでとう」
その挨拶を口にするものはいない。
新年早々殺伐とした空気がそこら中に漂っていた。
「まっ、俺ではないな」
そんな中増田はたいした緊張感も無く、一人酒を飲んでいた。
気が付くと日は暮れていた。
「やべっ。寝てたわ……うん?」
やけに外が騒がしい。
「なんだ?」
扉を開けて外を見てみるとそこには……
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