2017-03-26

親友を作れない人間だった

それなりに仲のいい友人はいたけどその友人の全てに自分より仲のいい友人がいた。

どんなに良い所まで行ってもせいぜい5番目ぐらいに仲のいい友人にしかなれなかった。

自分がある日いなくなってもそれよりもずっと大切な仲間が残るのだからきっと誰も大して悲しまないのだろう。

だが実際それが有難くもある。

いつ目の前から居なくなっても良い距離感相手の方が丁度いい。

ふと1人になりたくなりそのまま仕事以外では人と関わらずに何ヶ月も過ごしていたくなる事がよくあるからだ。

そういう人間ではあるがふと親友が1人ぐらい欲しかったと感じる。

たとえば相手にとって一番の親友でなくても上から3番目ぐらいなら親友と考えてもいいだろう。

しかしよくて5番目の位置ではその他大勢の枠からはみ出すことはないだろう。

それではやはり違うのだ。

順番なんて関係なくなるような最高の仲間達の1人にでもなればいいのかも知れないが、そういう多人数で楽しくやる関係自分には向かない。

周りの人間が増えれば増えるほど隅に行きたくなる。

そしてふとその隅からこっそり抜け出して輪の外に出てしまう。

そういう人間なのだ

からこそ港となるような人間を求めているのかも知れない。

勝手な話だが自分が散々フラフラと1人で身勝手に振る舞ってから帰ってこれる相手を求めている。

そしてその場所とのつながりが血縁仕事ではなく人格の相性、心の噛み合いの良さによって作られている事を求めてしまう。

改めて考えを整理すると何とも身勝手だなと自分でも思う。

こんな性格から本当に仲のいい友人なんて作ってこれなかったんだろう。

そんな自分の友人なんてそんなに作ろうとしない所まで含めて認めてくれるような相手を求めている。

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