一年ぶりに会った。
相変わらず素敵だった。見た目、どストライク。
だけど、小難しい話しばかりでつまらなかった。
コーヒーを飲んでいるとき、美術館にいるとき、ご飯を食べているとき、つまらないとずっと思っていた。
だけど、久しぶりに抱かれたいと思った。大きな手、大きな背中、綺麗な肌、綺麗な顔。気持ちいいって、知ってる。
何回も誘われた。
だけど、断った。
初めて、友達のように。
きっとこの先そういう機会はどんどん失くなる。
あったとしても、終わればそれは消えてなくなる。実感は必ずなくなる。
なら、妄想と同じじゃない?
どうせ妄想と同じ引き出しに入るなら、敢えて刹那にリスクをおかさないに越したことはない。
だけど、忘れたくなくて、記録として書いた。