真面目に答えず、出来る限り嘘と虚構を織り交ぜて答えていきたい。
いい質問だ。
なぜなら「本来の意味」は、“本来の意味でしかない”からである。
例えば「ヤブ医者」は本来は名医を指す言葉だったというが、そうはなっていない。
腕の悪い医者が偽って名乗ったことから悪評が広まり、藪医者は腕の悪い医者を指すこととなった。
つまり、「ヤブ医者=名医」は“本来の意味”でありながら“本来の意味として使われていない”のである。
今回、学ぶべき教訓は「本来の意味が本質とは限らない」ということだ。
もしも「役不足」を、みんなが本来の意味ではない使い方をしている世界があるとしよう。
それが「本来の意味」ではなかったとしても、その世界では「正しい意味」として機能することだろう。
きっと我々が気づいていないだけで、「本来の意味」で使われていない言葉はたくさんあると思うぞ。
でも、それは「正しい意味」で使われている。
というより「本来」ってのは「元々」といった意味以外にも、「それが当たり前であること」という意味もある。
つまり、「本来の意味」が当たり前のように使われていないなら、それは「本来の意味」の方が間違っているのだ。
まあ、「本来の意味」という言葉の意味が君の世界で本来の意味で使われていなければ、私が何を言っているかも君に伝わっていないかもしれないが。
ひょっとして君は五次元から未来を変えに来た人間だったりする?
ユリイカ!