実年齢を言うと、たいがいはびっくりされる。
若いときは重みがないみたいに感じて、若く見られるのはすごく嫌だった。
年齢を重ねると、若く見られる事自体にはそれほどの嫌悪感はなくなっていった。
ふとした時、同級生を見るとやけに老けている。
白髪が出ていたり、シワが増えていたり。
髪の毛が寂しくなっていたり。
「ああはなりたくないよな」
そう思っていた。そういうときは、若く見られることが少し嬉しかったりする。
一方、誰にも言っていないことだけど、実は内面では年を取っている実感がない。
ついこの前20歳になったばかりのような気がするけど、
「俺って見た目も中身も若いよな」とか思いながら。
しかし、ふと思い出したことがある。
「自分の年を考えろよ...」とか苦々しく思いながら、
そんなことはおくびにも出さない。
なんとなく話を合わせている。
ジェネレーションギャップはありありと感じていた。
自分が仲良いと思っているほど、
相手に受け入れられているのだろうか?
そう思うと死にたくなってくる。
しっかりしてたと思う。