電車に乗ること40分。
会社の最寄り駅につく。
改札を出たところで強烈な違和感と激痛が襲う。
腹痛だ。
そこでトイレを借りることはできる。
用をたすことにしている。
だが今日は「このぐらいならもつな……」という変な自信があり、
途中によらず、まっすぐ会社へ向かうことにした。
それから5分、全身を脂汗が流れていた。
「なんでチャレンジしようと思ったんだろ」
後悔しても遅い。
なにか気が紛れることをしないと……
その時、頭の中に懐かしいメロディーが流れてきた。
「変なおじさーん、変なおじさーん」
(……むかしあったな、これ)
「変なおじさんたら、変なおじさーん」
(ハイサイおじさん知らない子どもにしたら意味不明だったよな)
「脱糞だー」
(あ!)