http://anond.hatelabo.jp/20160209004554
評
金と翼を同等に扱おうとしている点は、あまりに陳腐。
主人公と小鳥とが二重写しになっている点も同様だが、
しかし、一点だけ秀逸な表現がある。それは、
「普通の翼よりも劣るお金で買える翼を自分はあげた」という箇所である。
この主人公は、金で得られるものとは劣悪であることに気づいている。
しかし、自分が与えられるものとは、所詮金によるものでしかない。
そこに、この主人公の悲痛な絶望と叫びとを感じとらねばならない。
増田で今、もっとも芥川賞に近いのは、この「京都のバカ大学」です。
今後も精進して行くように。
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