最後に日本人論としてまとめようとしたことが、かえって論旨を曖昧にさせている。
中東の若者には「神への信仰が残されている」というが、それにどれほどの意味があるのだろう。
だから、彼らにはテロリストへの転身がそのまま救いとなるが、対して日本の若者は、
「社会的価値の欠如」を黙って受け入れることしかできない。救いがない。と言いたかったのだろうか。
だとすれば、「何が先進国の若者をテロリストへ変えるのか」という元来のテーマから、
あまりにも逸脱した答えだと言わざるを得ない。というより、答えですらない。
考えとして聴かせてもらいたかったのは、「人は役に立たなければ生きている価値がない」とする近代社会の「一般常識」に対して、
20世紀初頭、英国の経済学者であるケインズ卿は、主著の中で「考え方ほど強力なものはない」と説いた。つまり、人の行動要因のうち、最も影響力が強いものは、外部的要因よりもそ...
結局何が言いたかったのか、着地点を見失ってしまった文章。 最後に日本人論としてまとめようとしたことが、かえって論旨を曖昧にさせている。 中東の若者には「神への信仰が残され...
現状、解決策も新しい価値もないから自殺に行き着くのが日本社会だと思う。
「何が先進国の若者をテロリストへ変えるのか」 「人は役に立たなければ生きている価値がない」 先進国の仕事は自分の命を懸けるほど人に役に立つことをしていないから、 テロリス...