どうすればいいのだろう。何も知らなかったことにして家に帰ったらすぐに寝たいと思った。
でも最寄の駅に着いたら体に悪いことがしたいと思いお腹が空いているわけでもないのにマクドナルドを買って帰った。
そして弱いお酒をこんこんと飲み続け、テリヤキバーガーとポテトをすべてたいらげた。
最後にお見舞いに行けてよかった。
あまり仲良くないおばさんが「手を握ってあげな」と言ってくれたのが嬉しかった。
私は手を握った。まだ温かくて、私の綺麗な手はおばあちゃん譲りなのだと改めて思った。
死んでしまったのは母方のおばあちゃんなのだが、大学を卒業してからのここ4年くらいずっと文通をしていた。
年に2回くらいは一人で会いに行っていた。
年明けから入院していて、その直前までLINEやメールをしていた。