2016-01-28

おばあちゃんが死んだ

おばあちゃんが死んだことを仕事帰りの電車の中で知った。

どうすればいいのだろう。何も知らなかったことにして家に帰ったらすぐに寝たいと思った。

でも最寄の駅に着いたら体に悪いことがしたいと思いお腹が空いているわけでもないのにマクドナルドを買って帰った。

そして弱いお酒こんこんと飲み続け、テリヤキバーガーポテトをすべてたいらげた。

最後にお見舞いに行けてよかった。

まり仲良くないおばさんが「手を握ってあげな」と言ってくれたのが嬉しかった。

私は手を握った。まだ温かくて、私の綺麗な手はおばあちゃん譲りなのだと改めて思った。

死んでしまったのは母方のおばあちゃんなのだが、大学卒業してからのここ4年くらいずっと文通をしていた。

年に2回くらいは一人で会いに行っていた。

年明けから入院していて、その直前までLINEメールをしていた。

最後に二人であったのは夏だ。本当は辛いはずのおばあちゃんを歩かせてしまった。

私は母を軽蔑している。母を受信拒否している。

からおばあちゃんが死んでしまったことをちょっと遅れて姉から知った。

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