むしろ自分の「好き・嫌い」と「面白い・つまらない」を切り分けて語る人こそが事態をよりややこしくしているとは考えないか?「面白い=好き」というくらいみんなが単純だと薬に手を染めるアーティストもいくらか楽になると思うが。とりわけ音楽のライターや研究者でもなければ、本来的にそれらをあえて切り分ける必要性やメリットなどまったくないはずだろう。であるから、そんな土台無理な強要をするよりも、あなたが「面白い=好き」と考える魅力的なポイントを、彼らも「面白い=好き」と感じるような発信を率先していくのが現実的かつ建設的なやり方ではないだろうか