ボケもせず、たまに甥っ子の私の所にいとこに連れられてやってくる。
こちらとしては、毎度久々で仲も良いので出来るだけ、(自分も人と行った方が楽しいので)外食でちょっと奮発してなにか美味しいものをと思うのだけど、本人はそれらはあまり喜んでくれずソフトクリームだけにおいしそうに食べてくれる。
別に僕はお金に困っているわけでは無いのは、向こうも知っているので、その点で気を使っているわけではないと思うのだが。
多分、叔母達の世代ではソフトクリームはごちそうだったんだろう。
でもその叔母の笑顔を見る事が本当に嬉しい。ソフトクリームで喜んでくれるのだから。
そうではなくて、ソフトクリームという、その幸せのサイズで満足して喜んでくれるその叔母の幸せの器量が嬉しいのだ。
彼女たちには私がケチな人間であり、女性に対しての器が小さい男だと。そうではないと何回も言うのだが分かってもらえない。
何人か付き合っていた女性がいた。