2015-03-17

ばあちゃんの話

戦争当時、小学校高学年~女学校だった、ばあちゃんの話。


戦争がはじまるなんて、全く想像してなかった。

戦争がはじまっても空襲があるまでは、何だかたいへんな事が起きてるんだなと思ってた。

アジアの国々の平和のためには日本が頑張らなきゃいけないと言われてた。

アメリカが攻めてくるから、守るためには戦わなければならいと言われてた。

戦争中はずっと勝っているもんだと思ってた。

空襲は本当に怖かった。たまたま山に逃げたから助かったけど、川に逃げた人はみんな死んだ。

学校先生は皆、お国のために頑張ることが日本人義務だと言ってたし、実際にそうだと思ってた。

戦争がわるいことだなんて思うことはなかった。しょうがないと思ってた。

戦争反対を言ってた人とは縁を切らされたし、それもしょうがないと思ってた。

戦争が終わった時は、もう空襲が来ないんだと、ただただ嬉しかった。

戦後のご飯食べられない時は本当に辛かったけど、爆弾振ってくるより何倍も良かった。

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