2014-10-27

こんな夢を見た。私は女子高生であり、家族ぐるみの付き合いのある幼なじみがいる。

ある日、世界中失踪者が多数発生した。

初めは皆、失踪した個々人を心配し、背景を調べるなどしたが、翌日、翌々日と、失踪者はどんどん増えていった。

そのうちに、失踪者には共通点があることがわかった。ある1日に消えた人々は皆、誕生日が同じだったのである

からと言って、それがわかったところで止める手立てもなく、失踪者はどんどん増えていく。

幼なじみと私は誕生日が同じ2月9日だった。人々が消えることが当たり前になり、私たちが消えるならきっと同じタイミングだね、などとふたりで話していた。

ある日、幼なじみの両親が消えた。精いっぱい作り置きされたご飯に、「ごめんね、行くね」と手紙が添えてあったと言う。

ある日、私の母も消えた。ロールパンの袋の口を閉じたシールに、「早めに食べきるように 母」と走り書きされていた。

私は幼なじみに、お母さんの愛が感じられて羨ましいとこぼした。

幼なじみは、二度と会えないような手紙より、いつものメモのような走り書きの方がいいと笑った。

人はさらに減っていき、とうとう最後には2月9日まれを残すのみとなった。

と、ここで目が覚めた。

私と幼なじみも消えるのか、あるいは消えた人々を呼び戻すことはできるのか、といった、ストーリーの肝心なところはわからないままであり、たいへんモヤモヤした朝となった。

ちなみに私の誕生日2月9日ではない。もちろん女子高生でもない。

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