2014-03-29

夕暮れどきに雑炊を作った

毎日のように一緒にいる彼は帰省している。

少ない友人を遊びに誘う意気地もなければ、誘ってくれるかといえばそう頻繁に誘いは来るものではない。

バイト休みで、やらないといけないことが残っているけれど、なんとなくだらだらしてしまう。

暇を持て余して食べ過ぎ、胃もたれを起こしているのに、一丁前にお腹はぐうと鳴る。

雑炊がいいな。昨日買ったかつお節があるから、それも入れよう。ご飯も炊かなくちゃ。

久しぶりに米を研いで炊飯ボタンを押した。一時間弱すると炊きあがりの合図が聞こえたので、キッチンに行く。窓からは夕暮れの気配がして、ふんわりと炊きたてご飯の香りが広がっていた。

そのときデジャヴを感じた。一人暮らしをし始めてすぐの強烈な孤独感とさみしさだった。

少しだけその場に立ち尽くして、電気ケトルに水を注いだ。がんばらなくちゃなあと思う。

  • 初手彼氏持ちアピールの時点で何言ってもねえ

  • 並木道を歩けば黄昏の空にささいな事もはるか昔の様に思えるけど寄り添う君が一つ微笑む度に僕は僕である事に気が付くんだよ頼りがいのある男には見えないかもしれないけどそれで...

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