海上自慰隊が,新たに実験的艦艇として戦艦の建造を検討しているとの情報を本紙記者が入手した.
戦艦は第二次大戦中期を持って戦力とみなされなくなった経緯があるが,米軍が検討したアーセナル艦の構想を元に,少ない隻数でも大きな攻撃力を持った艦艇として,イージス艦に標準的に装備される多連装ロケットシステムのみならず,喫水下に搭載された魚雷発射管,艦尾のカタパルトから離陸できる無人攻撃機(現時点ではRQ-170センチネルに機銃や爆弾投下ベイを設けたものが想定されている),そしてファランクス機銃も左右2門ずつでなく艦橋の側面にびっしりと並べた状態を考え,艦底にはソナーを兼ねた第三艦橋を突き出す形で設置するという.第三艦橋にも魚雷発射管などの武装を備えられるか検討中である.また,舷側をすべて爆発反応装甲で覆うことも検討されている.