3歳の頃に吃音症を患っている事が分かった。
発端は、言葉が遅れているのでは?という親の懸念によるもの。当初は、いわゆる「知恵遅れ」の疑いがかかっていたそうだ。んで、知能検査を受けさせられたのだ。
当時の事は、大人になるまで思い出す事もなかったが、たまたま見た「悪夢」が当時の記憶だった事に気づいたことをきっかけに全て思い出した。
で、時々思う。もし、当時、吃音症ではなく「知恵遅れ」と誤認されたままだったら、どこで何してたんだろうなと。
まぁ、最近は「発達障害」なるものが知られるようになって、40年前の当時よりも過敏に反応する親御さんが増えてるそうだが、世が世なら、障害持ちだったんだなとも。
ぶっちゃけ、吃音症が障害扱いされることについては賛同の立場ではあるけどね(先進国で吃音症を障害認定しないのは「日本国」だけw)
別に障害者になったからと言っても、吃音症に対する風当たりが弱くなるわけではないけども、癖の類と思われるよりは遥かにマシだ。いまだに「吃音症は治る」という誤った情報が多いことを思うと、そう思うしかない。現実には「治らない」が正しいのだが、分かっていない人を相手にすると本当に疲れるのだ。