鳩山グループ、菅首相の辞任求める両院議員総会開催の方針確認
菅首相の早期退陣か年明けまでの続投かをめぐって、鳩山前首相は「約束を守らなければペテン師だ」と、菅首相の態度を批判した。
菅首相を交代させようとする勢力にとっては、戦略は2段階で、まずは両院議員総会の開催。
そして本番は、国会審議ストップの責任を追及するということになるとみられる。
そのためには、問責決議案の可決などがあるが、「とにかくあの手この手で、ずる賢くやっていく」というふうに幹部は話している。
3日の鳩山グループの会合では、党の両院議員総会を開いて、菅首相に辞任を求める方針を確認した。
開催に必要な署名は集まりつつあるが、党の規約には、両院議員総会で党の代表を交代させる規定はない。
仮に解任動議を採決したとしても、強制力はなく切り札にはなりえない。
それよりも、参議院で野党が提出した問責決議案が可決され、すべての審議がストップした場合や、公債特例法案などの重要法案が成立できなくなった場合に、民主党の参議院側から事態打開のため、菅首相に辞任を迫る戦略が語られている。
しかしこの場合は、国民生活を人質にとったチキンレースとの批判も招きかねず、その時点での世論にも非常に左右されるとみられる。