2024-01-10

羽田事故悪者探しが必要になった理由

政治的都合」である

賠償問題存在

今回は民間機と海保機との事故であり、民間側に多大な損害が発生しているため、賠償問題が発生する。ジャンボ機が1台消失し、滑走路復旧までに何十万名分運休が発生していることを鑑みると、賠償総額は100億円くらいになるだろう。

防衛費増強を打ち出してる中、海上保安庁賠償責任を負わせるのは政治的NG

これが今の政府事情として存在する。100億もあれば巡視艇を4隻は新調できるが、羽田事故賠償責任海保が負うことになったらそれが出来なくなる。

また現行巡視艇の大半が耐用年数切れになっており、巡視艇新調は待ったなしの状態だ。そんな状況で羽田事故賠償金100億負担せよ、は政治的にも国防的にもあり得ない。

https://www.sankei.com/article/20221125-EAVX76QZUNKG7D4UOH2UZ2OXM4/

国交省責任押し付け

そうなると国交省JALのどちらかに責任押し付けることになるが、今回はJAL側に瑕疵存在しないのが明らかである。そうなると国交省にハズレくじを引いてもらうしか無い。

悪者になってもらうにはそれなりの根拠必要だ。管制官現場猫アラートの見逃し)やらかしていたとか、そういう情報を蓄積する必要がある。

から悪者探しが必要になるのだ。

「原因究明」に政治的都合が絡まない世界お子ちゃま

この手の話でよく「人のせいにするのではなく、仕組みを改善すべき」という話が出るが、増田に言わせればそれは政治的都合が絡まない、お子ちゃま世界での絵空事に過ぎない。

車の欠陥のように政治的都合が絡まない事案であれば、悪者探しをせず仕組みに原因を問い改善するという姿が取れるが、今回の羽田事故のように政治的都合が絡む事案では悪者探しをせざるを得ないのである

余談

ちなみに今回、どういうわけか国交省情報公開に積極的で、事故翌日には交信記録公表したし、その後もマスコミ毎日ネタ提供していた。これは責任押し付けられる流れを察知した国交省側の抵抗と見て良い。7日までに観念したようであるが。

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