2022-08-10

アトス女人禁制は規模が違う。ここには20の大きな修道院があり、男ばかり約2000人の修道士自給自足修行に励んでいる。修行中の身だから女性に触れない、というのは当たり前だが、いったん修道士としてこの地に身を捧げたら、彼らのほとんどは死ぬまでこの地を出ることはない。

まり女性に会う機会がなくなる。大峰山沖ノ島女人禁制とはいえ神官修験者は島や山を出れば、そこには女性存在する。

だがアトス修道士たちは数十年、あるいは50年以上も女性を「見たことがない」という男たちが、2000人も暮らしているのだ。

 さらに徹底しているのは、自給自足生活飼育している家畜も、すべて雄。唯一猫だけは、鼠退治のために雌の存在が許されているが、それ以外の動物の「繁殖」はない。

修道士たちにとっては「生神女マリアキリストの母)」だけが唯一の女性であるといい、1406年に始まった女人禁制は、世界遺産登録された現在もなお、頑なに守られているのである

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