世の中にいろんな肌の色がいるから肌色は不適切というのはもっともだ。
だからといってポリコレ的な正義感から「うすだいだい色」などという変な言葉から目を背けてはいないか?
果物のオレンジの色がそのままオレンジ色という色の名前で呼ばれたのと同じである。
では「うすだいだい」とは何ぞや?ということになる。
薄橙なんて果物はこの世に無いし、橙の色づきが薄い時は熟していないので緑がかっている。
つまり肌という身近な喩えを避けるために薄橙という架空の概念のものの名前で色を指している。
「いやいや、だいだい色と比較して相対的に薄いから薄橙なのさ」と反論する人もいるかもしれない。
じゃあ「薄い」ってなんだよと。だいだい色の絵の具を水で薄めても「薄橙」にはならない。白い絵の具を使えばうすだいだい色になるかもしれないが、
じゃあ「白=薄い」ってことなのか?背景が黒ければ濃い白だってあるだろうが。
いい加減目を覚ましてほしい、薄橙なんてものはこの世にはないんだと!
ただ私も今更肌色に戻せなんて言わない。そもそも肌色も間違っている。
そこで私は「ヒノキ色」を提唱したい。日本人が慣れ親しんだヒノキの木目のあの色が、まさにヒノキ色ではないか!