2019-08-02

ディープインパクト亡き後のリーディングサイアー予想

サンデー亡き後の状況を振り返ってみるとこんな感じだったろうか。

 2007年まで…死してなおサンデーリーディングを確保する

 2009年まで…サンデー後継は横並びで押し出されるようにリーディングが決まる

 2011年まで…非サンデー需要を総取りしたキンカメリーディングを独走する

 2012年からサンデー後継の座を固めたディープリーディングを独走する

これを踏まえると、まず2023年くらいまではディープリーディングを保つだろうか。

そのディープの後継は「この馬に繁殖を集めよう」となるエース格がいないのがネック。

同程度の実績馬が多すぎて繁殖分散してしまう点は、やはりディープ登場以前のサンデーと似ている。

キズナダイヤモンドが、サンデーにおけるタキオンマンカフェになれるかどうか。

ディープ系では、まずは最有力候補であろうロードカナロア

キンカメの後継として申し分のない成績を出してはいるが

やはり距離限界があるので賞金を伸ばすのは苦しいのではないか

キンカメ系で距離をこなせるルーラーシップは、来年デビュードゥラメンテイメージが被る。

実績ではドゥラメンテだが、ルーラーにもサンデーが入っていないという強みがある。

またドゥラメンテは現役時代の体質の弱さも気になるところ。

これまでキンカメが勝っていたところをカナロア・ルーラー・ドゥラで分け合うようなイメージだろうか。

非キンカメ・非ディープ系ではモーリスという大物もいる。

ディープ牝馬につけたときに発生するサンデーの3x4のクロス成功すれば大きい。

これはエピファネイアにも言える。

と、これだけ競合が多ければ「非ディープ種牡馬でいずれかが独走」は起こりづらそうではある。

ディープ系のサンデー種牡馬は、ステゴ系にしろハーツ系にしろ低調である

残る大物はキタサンブラックだが、こちらはディープ牝馬に付けられないのが最大のネック。

いずれにせよ成功は難しそうだ。

以上から考えると、

今後の競馬界は「サンデー後にキンカメディープが現れなかった世界」になるのではないか

まりディープ後継とキンカメ後継が同程度の成績で並び、

たまたま調子が良かった種牡馬が勝つ、という状況が続くことになりそうだ。

もちろんディープから超大物が現れればそのかぎりではないが…。

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