2018-06-05

ちっちゃいエイリアンの思い出

かつて、ちっちゃいエイリアンという奇天烈なるゲームソフトがあった。たしかゲームボーイカラーだったと記憶しているから、20年近く前だろうか。冷蔵庫の中とかに住む微小な宇宙人捕獲するという筋のゲームだった。

わずか1週間で飽きたので、わたくしゲーム史上最速飽きゲーであることは間違いない。

しかしながらあの1週間はわたくしゲーム史上最大爆笑ウィークでもあった。

育成あり、コレクションあり、通信対戦ありの濃厚なゲームシステムに圧倒されつつのめり込むうちにあっという間にコンテンツは底を尽き、すぐ飽きたのであった。明確なクリア目標はなかったが、まあ全クリと言ってよいだろう。

兄と毎日通信対戦しては夜遅くまで爆笑して叱られた。叱られても止めないのでそのうち叱られなくなった。

通信対戦は失敗するとあっけなくキャラロストするという斬新なシステムだった。艦これ元ネタだと思う。

今思えば「バカゲー」なのかもしれないが、当時はクリエーター天才的な芸術家だと心から尊敬した。崇拝さえした。いや崇拝はしていなかった。

その「ちゃいリアン」がスマホゲーとして復活するという電波冷蔵庫の奥底から受信してからもう4年くらい経った。未だに任天堂の発表はない。あれはただの思い込みだったのだろう。

ももう一度、あの頃みたいに兄と爆笑したいと、冷蔵庫をあける度に思うのだ。

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