2016-01-29

自分道徳教科書共感できなかった理由

話に出てくる「いい子」と「悪い子」の一人称が、みんな「ぼく」「わたし」だったから。

もちろんどの学年でも「ぼく」「わたしの子普通にいたけど、それ以上に男の子なら「俺」、女の子なら「あたし」「ウチ」だった。

真面目な主人公は言うに及ばず、ボールを独り占めしたり宿題をしてこなかったりする「悪い子」も、先生の前ではきちんと「ぼく」って使えてたりして。

道徳っていう教科の性質、本やテレビの影響も大きかったんだろうけど、学年があがるごとにどんどん「ぼく」「わたし」には共感できなくなっていった。一人称が「ぼく」の奴が乱暴者なわけがないっていう変な思い込みもしてた。

大学に入って文学部講義を受けて、物語における一人称重要性を知った。

良いとか悪いとかじゃなくて、一人称自分イメージと食い違うだけでキャラクター共感しにくくなることもあるんだなっていう話。

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