2014-09-11

歯医者号泣

歯が痛かったので歯医者に行った。

歯周病だったから、悪化したのかなと思ってた。そしたら、虫歯だって。もう神経までいってて、神経抜くしかないって、言われた。

麻酔を打った。体がぶるぶると震え出した。子供の時のトラウマがよみがえる。まずい、怖い。痛かったらどうしよう。我慢できなかったらどうしよう。涙が出てきた。まずい、ここで泣いたらめっちゃだせえ。笑いもんだ、だって28だし。涙を堪えた。様子を察した歯科衛生士?が、大丈夫ですか、と尋ねた。途端に涙がぶわーっと出てきた。観念し、「すみません、(嗚咽)、怖くて、(嗚咽)」とウワーン状態。

え〜(笑)という空気が充満した。すみませんすみませんと言いながら嗚咽を止めるのに超必死になる。いや、私だってまさか神経抜くのに号泣とか(笑)とは思ってる。歯医者号泣とか大人になってから初めてだし、自分でも戸惑う。

なんとか嗚咽を止め、治療が再開された。しかし涙が止まらない。口ぱかーんと開けながら、次々と流れる涙をお姉さん(おそらく歳下)に拭かれる。それこそ涙出る。医者が追加で次々と麻酔を打った。私はお母さんを想った。お母さんが私を産んだ時のことを想った。体の中から内臓を引きずり出される痛み、それを麻酔なしで、経験したのだ。出産は命の危険を伴う。私は間違いなく命の危険をはなく、麻酔ありで何十本もある歯の神経を抜くだけである。お母さんすごい、超マジリスペクトする。私こんなんで子供産めるんだろうか、彼氏いないけど。

ようやく涙が止まり、おとなしく治療を受けた。何度も大丈夫確認された。治療が済み、同僚に何かを聞かれた医者が、「神経質なのかもしれない」と答えていたのが聞こえた。私の治療担当しなかった人が、私にこえをかけ、顔をまじまじと見ていた。恥かしい。もう来たくない。でも来ないといけない。

怖いのは他にもある。高いところも、虫もだめ。NGワードもある。子供に返って泣いてしまう。そういうのってすごく面倒くさい。みっともなく恥かしい。生きて行くのがつらい。

  • 感覚過敏症かも。 自分もそのような感じで、怖がり過ぎたり、感動し過ぎたり、音などに驚き過ぎたり、 苦手な生地の服があったりと、我ながら大袈裟だと感じることが色々とある。 ...

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