まあ当たり前だが、論文でコピペなんて許されるわけがなく、修論で孫引き(引用の引用)をしただけでも教員に叱られた。
しかし当時を思い返してみれば、理系の学生の話を聞いていたら、論文だとか研究だとかの感覚が、自分の身の回りと違っていたな。早稲田で理系っていうと、理工か教育か、あと人科とスポ科だったけどね。よく覚えてないけど、理工か教育の学生がしていた話だったと思う。
そもそも、いわゆる理系と文系では、研究や論文のやりかたが根本的に違う気がする。法律学の論文では、自分で書くのは当たり前で、コピペなんてしたらぶん殴られるかもしれないな。卒論やレポートだとばれない可能性があるし、レポートごときだと基本書からコピペする奴はいるだろうけど。
いわゆるコピペは、倫理違反だし、多くは著作権侵害だ。引用はしてよいし、論文なら引用を基礎にして成り立つものだといって過言ではない。だが、引用元を明示して、区別して記載しないといけない。
まして博論は、修論に比べても、独自性が高くないといけない。そうでないと学位が出ない。私の感覚からすると、博論でコピペというのは信じがたい。