職業に貴賎はないけれど
経済的安定を考えた場合、人間、持続可能で安定した職を、それも出来ればそれなりによい収入を確保したいだろう。金を貸す側から見ればそのふたつは信用度の差だ。「信用」という言葉は誤解されやすい。これは人間関係やら友情的な言葉じゃないのだ。ただ単純に「借金返済能力」だと理解したほうがいい。そこを誤解すると元増田のようにいらつく。
2)代替性には高低がある
もちろんすべての人間は取り替えなどきかない唯一無二の存在であり、家族や友人という人間関係においてそれは真実である。その一方で経済機構の中での技能や能力という側面からみれば、代替人員を見つけやすい個人や、見つけにくい個人というのは確実に存在する。後者は比較において希少価値が高く当然報酬が高い傾向がある。
職業に貴賎はないのは当然である。ただ単純に信用度や代替性に差異がある。
むしろここで問題なのは、信用度や代替性の差異を貴賎だと読み替えてしまう文化および元増田の中の劣等感であると言えるだろう。