自分と同年代の人がうまくやっているのを見ると焦燥感を感じる。それはスポーツ選手ならまだしも、大学生で自分を同じく就職を控えているとなると、やられた、先を越されたという気持ちになる。
彼らは自分と近い存在でありながら、自分には到底できないようなことをあっさりとやってのけているのだ。明確な目標を持ち、それに向かって毎日努力を続けている。自分が疑問に思わないようなことを疑問に思い、頭を使うことを得意としている。彼らのことを考えると、出遅れたと感じてしまうのだ。
これは生まれつきの能力のさではない。生まれつきの能力で言うならば、自分は素晴らしいものを持っていると自負している。問題は生活習慣だ。これに関して言うと人に誇れるものはない。昼過ぎまで寝て、起きたら惰性でオナニーをし、その後お金がなくなるまでパチンコをする。考えつく中で、最も怠惰で底辺な休日の使い方だ。
あることがきっかけとなって、漸く努力の価値を見出すことができた。しかし時すでに遅く、出遅れているものが数多く存在する。重要なものは考える能力だ。思考は日々の習慣の賜物である。これを怠ってきたのだから出遅れているのは当たり前である。