原発の浄化層のニュースが度々出るが、すべり止めゴムを置き忘れてポンプがつまりました。とかがニュースになる。
意味はわかるが、別段それそのものは現場ならよくあるミス。以後気をつけてで問題がない。
むしろ、微細なミスも犯さないようにと現場を萎縮させるほうが問題だろうし。
一番問題なのは・・・なんで、1個しか無いのみたいな。10個も20個も作れば1つぐらい壊れても修理してる間に他の動かせばいいんじゃないの?
という、あいも変わらずミスが合ってもフォローすることが前提。想定外があってもなんとかすることが前提みたいなシステムになっていないほうだろうと思う。
そんなもん、パイプは詰まることがあるし、作業員がミスすることもある。そんなん人間で現場なんだから当たり前じゃん。
その当たり前が、当たり前にならない。ミスはフォローすればいいというふうにならない。それが、原発の問題ではなくて、この国の問題なんじゃないかなと思う。
報告書読んでる人間が、ゴムを置き忘れるなんて管理不足!というのは簡単。でも、その人もゴムを置き忘れないようにチェックするようにという指示は出してないんだよね。
なんだろうな、糾弾したいわけではなくて。ミスは一定確率で起きる。起きることが前提でフォローをする仕組みを作る。完璧なんて無い。事故率0はない。
ミスを責め立てるんじゃなくて、ミスのフォローがどうであるかを確認する。ミスを上手にフォローできていれば褒める。
それが、教育だと思うんだけどな。