■差別と自己責任のあいだ

乙武氏はおそらく貯金も億単位だし、社会的地位も高いし、

きれいな奥さんもいて子どもにも恵まれ、しかもその奥さんは理解があって別のかわいい女性と銀座でおしゃれなデートを楽しむこともできる。

かたや俺はどうだ。

身長は160cmしかなく、頭頂は禿げていて、長年アトピーに悩まされている。

職業は底辺ITドカタであり、貯金もほとんどない。

もちろんこんな男に寄ってくる女もいないし、おしゃれなデートなど経験したこともない。

乙武氏は高級レストランに入れなかったことで怒り心頭だった。

俺は他人の目を一切気にしなければ高級レストランに入れるのかもしれない（一人で！）が、

レストランに入ることよりずっと人生において大事なことからシャットアウトされている。

つまり、他人と愛情をはぐくむこともできなければ、次の世代へ命をつないでいくこともできない。

確かに、こういうのは自己責任だ。そう言われると反論はできない。

でも、俺は乙武氏にどうしても嫉妬してしまう。

嫉妬するなと言われても、とめられないのだ。

誰か俺を殺してくれないかな。心根のねじまがってしまった俺を。

Permalink | 記事への反応(0) | 18:08

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