■数列問題、ちょっと改訂

http://anond.hatelabo.jp/20120823090243

ご指摘を受けて、現実にあわせてちょっと改訂。

A銀行は年利1.25%の複利で900万円までの学資ローンを提供している。

B君は高校を出てすぐ、親戚の工場で勤務するか、

大学院で工学の修士になり、親戚の工学研究所で働くか迷っている。

工場で勤務すると、年間50万円の貯蓄ができるとする。

一方、大学院進学には900万円必要だが、卒業後は年間100万円の貯蓄ができる。

大学院卒業には6年間かかるとする。

また、ローン返済までは、貯蓄は全てローン返済に充てるものとする。

A銀行にお金を借りて進学し、工学研究所に勤務した場合、

工場勤務した場合と比べて貯蓄額が等しくなるのは何年後か。

ただし、学資ローンは進学後より毎年末利率加算されていくものとし、

その返却は卒業後の年末に、利率加算前に行われるものとする。

※あくまで高校生相手の問題ですので、修士で工学研究所なんて入れるのかとか、

年収からの貯蓄額がおかしいとか、ローンの利率が低すぎるいうのは

とりあえず置いておきます。

Ans.返済は高校卒業後、18年後に完了。この時点で、高卒パターンの貯蓄額は8500000。

貯蓄額の入れ代わりが発生するのは36年後。実に54歳の時。高卒との差額は実は200万しかない。

もっとも、貯蓄以外に使える金額や、周囲環境の差など、差異はいくらでも考えられる。

これは、大阪府の教育委員会の方針と合わせて考えると望ましくなく、非常によろしくない問題。

Permalink | 記事への反応(1) | 09:57

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