で、これは何割削減できる試算なの?
とのことだったので、削減できる電力量を試算してみた。
いい加減な試算なので、根本的なところを間違えてるかもしれないが。
http://www.fepc.or.jp/library/data/demand/__icsFiles/afieldfile/2010/09/30/kakuho0930.pdf
これによれば、主に家庭の電力消費と思われる「従量電灯」が約192億kwh/月で
家庭での消費電力について考えよう|東北電力
http://www.tohoku-epco.co.jp/dprivate/special/wmerit/consume/index.html
家庭の消費電力に占めるエアコンの割合が25.2%とのことなので、
これを削減すれば約48.4億kwh/月の消費電力削減になる。
これによれば、コンビニ1店舗の1日あたりの消費電力はおおよそ500kwhなので、月に換算して約15000kwh/月とする。
JFA コンビニエンスストア統計調査月報
全国のコンビニ店舗数は43,636店で、先程の月間消費電力を掛けると約6.5億kwh/月となる。
電灯・電力需要実績(2010年8月分)の「大口電力主要業種実績」中、鉄道業の消費電力は約17億kwh/月なので、
これを半減して約8.5億kwh/月とした。
電灯・電力需要実績(2010年8月分)の「大口電力主要業種実績」中、製造業計の消費電力は約201億kwh/月なので、
ここに出てくる2店舗の8月消費電力を平均して、仮に1店舗あたり約24万kwh/月とする。
全国のパチンコ店舗数は12,652店で、先程の月間消費電力を掛けると約30.4億kwh/月となる。
これによると、ディズニーランド・ディズニーシーの消費電力は1日あたり約57万kwhで、月に換算すると約1710万kwh/月となる。
他の遊園地の消費電力がわかるデータがないので、各遊園地の動員規模と消費電力が比例すると仮定してみる。
ここでは80位までしか収録されていないが、この中でディズニーランド・ディズニーシーの年間入場者数は全体の17%を占めている。
ここから逆算し、約1億kwh/月を遊園地全体の消費電力とする。
以上を全て合算すると、以下のようになる。
電力削減策 | 効果(億kwh/月) |
---|---|
エアコン禁止 | 48.4 |
コンビニ廃止 | 6.5 |
電車の本数半減 | 8.5 |
製造業半減 | 100.5 |
パチンコ店廃止 | 30.4 |
遊園地廃止 | 1.0 |
合計 | 195.3 |
電灯・電力需要実績(2010年8月分)によれば、販売電力量合計は849億kwhであり、
主要国の電源別発電電力量の構成比
http://www.fepc.or.jp/present/jigyou/shuyoukoku/sw_index_03/index.html
これによると日本は電力の24%を原発によって発電しているので、原発をなくすためには約204億kwh/月の削減が必要となる。
上記の削減策を全てやっても、まだ月間10億kwhくらい足らない。
もっとも、ここまでやれば都市のオフィスビルや商業施設が軒並み閉店に追い込まれて、
さらに消費電力が削られるかもしれないが。
原発が日本の発電量の3割を占めている現状では、不要な照明を消すくらいの節電では到底原発はなくせない。 抜本的に、社会全体で電力を削減しなければならない。 エアコンをなく...
で、これは何割削減できる試算なの? 景気の問題に言及するならば、「過不足なく」という点が非常に重要になるわけだけど
で、これは何割削減できる試算なの? とのことだったので、削減できる電力量を試算してみた。 いい加減な試算なので、根本的なところを間違えてるかもしれないが。 エアコン禁...
原発に依存して拡大した経済、人口なのだから、それが衰退したり死んだりしても調整の範囲でしかありませんよ。
書いてないわけではないでしょう。 原発推進派からは到底受け入れられないリスク・デメリットが発生するだけで。 http://anond.hatelabo.jp/20110326141934 これ↑とか本気でこのリスク・デメリ...