2010-06-03

心の中の葛藤

感傷的なA君と、理論的なB君のここ数日の会話のダイジェスト

とりあえず、まとめておく。

B「君は振られて3週間も経つのに、いまだに彼女のことがわすれられないのかい?」

A「そうだね、わすれられない。いまだに考えてしまうんだ。」

B「そんなことを言ったって、彼女は元彼とヨリを戻してるじゃないか?」

A「そうだね。その通りだよ。」

B「彼女の昨日の昼飯を見たかい?自作弁当だったよ?あの、ずぼらな彼女がだよ?」

A「そうだね。お昼代を節約しようとしているんだろうね。」

B「節約しようとしている理由は・・・分かるよね?」

A「そうだね。元彼と遠距離恋愛になってるから、少しでも節約したいんだろうね。」

B「で、彼女自分自身の仕事がとっても忙しいのに、それをやってるんだよ。」

A「そうだね。好きだって言う気持ちが無いとできないことだよね。」

B「じゃ、君と付き合ってたとき、彼女はそういう努力があったかね?」

A「どうだろう、あったのかもしれないし、なかったのかもしれない。」

B「付き合い始めの頃はメールも頻繁に送ってきたし、電話もよくしたよね?」

A「そうだね。でも、後半はほとんどしなくなってたね。」

B「君が早朝出張のときに、彼女は見送りをしてくれたかね?」

A「いや、してくれなかった事の方が多いね。」

B「君が朝、メールを送ったとき、返信してきたかね?」

A「いや、彼女自身の身支度に時間をとってて、返信はなかった。」

B「こうやって、細々挙げてったら、彼女の君への思いってのは大したことじゃないって思えないか?」

A「そうだね。彼女が今、元彼に向けてるエネルギーほどはなかった気がする。」

B「って事はだ、彼女は君のことを好きだったんだろうかねぇ?」

A「うん。認めたくはないけど、寂しかっただけなんだと思う。」

B「だったら、君がそれほど彼女の事を思う必要はないのじゃないか?」

A「そうだね、その通りだと思うよ。でもね・・・。」

B「でも、何さ?彼女の何がそんなにわすれられないのさ?」

A「うん、自分でも分からない。分からない気持ちが残ってるんだと思う。」

B「付き合い始める前に、彼女はこういっただろ?「後悔しますよ」って」

A「言ってたね。そういう事。」

B「これって、つまり、それほど好きじゃないって言う事を暗に言ってたのでは?」

A「そうかもしれないね・・・・。今となっては分からないけど。」

B「君はもしかして、彼女が言ってた本当に好きじゃないと好きだとは言えない。って言葉を信じてるの?」

A「そうだね、彼女の言ってたことを信じてた。」

B「だから、彼女が好きだって言ってくれた事が嬉しくて仕方なかったんだ?」

A「そうだね、嬉しくて仕方なかったんだ。」

B「君ってさぁ、そもそも、他人の言葉を安易に信じすぎなんじゃないの?」

A「いや、だからって何も信じない。特に彼女言葉を信じないって言うのは、辛いじゃないか。」

B「信じることはすばらしい事かもしれないけど、別の意味では知ろうとする行為の放棄だぜ?」

A「そうだね、相手をもっと知ろうとかそう言う努力って言うのは無くしちゃだめだと思う。」

B「オマエはその努力をしたのかよ?」

A「してるつもりだったけど、それは独りよがりだったと思う。」

B「なんで独りよがりだったんだ?」

A「いや、自分がされたら嬉しいだろうなぁと思う事をひたすらやってただけで」

B「彼女が何を欲してたのか?と言う事を考えられてなかったって事だろ?」

A「そうだね。その通りだと思う。」

B「そういうのって、彼女の事を好きだと思ってた行為かね?」

A「いや、確かにそれは自己満足であって、彼女の為ではなかった気がする。」

B「だったら、お前が嫌われる事になっても仕方ないじゃないか?」

A「そうだね、でも、俺は俺なりに頑張ってたつもりなんだけどな・・・。」

B「どっかの鴨川会長も言ってたじゃねぇか?」

A「何を?」

B「努力した者が全て報われるとは限らん。しかし!成功したものは皆すべからく努力しておる!!」

A「うん。そうだね。でも、そのセリフ後者をさして言うセリフであって・・・」

B「そう、前者を指して言うセリフじゃないよね。でも・・・。」

A「そうだね、俺はどちらかというと前者だったわけだ。」

B「君は、LOOSERな訳で、それを認めないとなんともならん訳だよ。」

A「認めたくないものだな・・・。」

B「じゃ、別の言い方をしよう。君にあの娘はふさわしくなかったんだよ。」

A「彼女の事を悪く言うことは聞きたくない。」

B「そうか?良いところ、悪いところ、全てを客観的にみて、判断するべきでは?」

A「分かるよ。でも、そういう理性の範疇で俺の気持ちを測る事それ自体が今はいやなんだ。」

B「そんな事を言ってては前に進めないよ?」

A「それも分かってる・・・。」

B「君はさぁ、君の人生を豊かにするために生きていかないと。」

A「そうだよ。だからこそその人生彼女が欲しかったんじゃないか。」

B「うん。そうだね。それは事実として認めるよ。でもね・・・」

A「でも、何さ?」

B「彼女だけが全てだと思ってしまう世界観は狭量すぎると思うんだけどな?」

A「そうだね。それはその通りだと思う。」

B「君の世界にはまだまだいろんな可能性があるはずだろ?」

A「そうだね、そのはずだ。でも一方で・・・」

B「一方でどうした?」

A「一方で、自分自身に自信がなく、諦めが入っているのも事実で。」

B「どう言う事?」

A「今回の彼女を逃したら、次に俺の事を好きになってくれる人なんざ・・・」

B「いないってのか?」

A「そうだね・・・。」

B「いや、まぁ、そんな気持ちなんだったら、いないんだろうさ。」

A「だろ?いないんだって・・・。」

B「ちげぇよ。もっと前を見ろよ。外を見ろよ。世界を広げろよ。」

A「そんなこと言ったって・・・。」

B「好きになってくれる人を探すんじゃなくて、好きになれる人を探せよ。」

A「好きになれる人・・・?」

B「そう、お前は今、目に見えている世界は狭すぎるんだよ。」

A「そんな事言ったって、世界を広げようにも・・・。」

B「違う、違う。お前はさぁ、自分のテリトリを広げる事をしてるか?」

A「たとえば・・・どう言う事?」

B「会社以外のコミュニティにどれだけ参加しているよ?」

A「いや・・・ないな。正直、ない。」

B「だろ?お前はさぁ、軸足の置き場がすくなすぎるんだよ。」

A「だって、一人でどうやって世界を広げるのさ?」

B「お前はさぁ、もっと視野を広げるためにあちこちに飛び込むべきなんだよ。」

A「たとえば、それって?」

B「たとえば、ジムに通って肉体改造するとか、料理教室行くとか、色々あるだろ?」

A「えーっと、それらは一度考えたけど、持続できそうにないので、諦めた。」

B「って始める前から諦めるって言う所が駄目なんだよ。とりあえず動いてみろよ」

A「だって・・・」

B「だってもへったくれもない。動けっ!」

A「・・・・・・・・・・うん。」

B「だな?言ったな?動くんだぞ。」

A「言った。」

B「そう、自分を変えていかなきゃ何も始まらんのだよ。」

A「そんなこと言われなくったって分かってる。俺だって分かってるよ。」

B「分かってるなら、行動に移せ!」

A「・・・・・・・・・・・・・・・・・うん。」

B「じゃ、この話はとりあえず、終わり。お前はTODOリスト作成すべし。」

A「TODOリストって何の?」

B「これからお前が1カ月をどの様に過ごすのか、全部タスクを洗い出せ。」

A「うん。」

B「その上で、さっき言った新しい事を始めるために何が必要かも洗い出せ。」

A「たとえば?」

B「そうだな、ジムならジムがどこにあって、どう言うもので、いつ見学に行って。。。とか」

A「具体的なタスクに落とすって事かな?」

B「そうだな、何をどうするのか。って言う事をさらに詳細に落としこんで」

A「うん」

B「お前が、何をすべきかって言う事を単純化して、着実に一つずつこなせ。」

A「うん」

B「そうすれば、おのずと彼女の事を考えている暇なんぞなくなるわ。」

A「そうかもしれないね・・・。」

B「とりあえず、今から顔を洗ってこい。まずはそれからだ。」

A「はい。」

と言う葛藤

  • ところでA君は何かしたい事はないの

    • A君は多分、元に戻りたいんだと思う。 で、A君なりに色々と手を尽くしてみた。つもり。 精一杯やったって言う程やり切れた自信はないけど、 でも一方でこれ以上やったら彼女を苦しま...

      • http://anond.hatelabo.jp/20100603131205 つまり「彼女は俺のことなんて、そんなに好きじゃなかったんだなー」って感傷にひたってるわけね。 で、Aくんはどうなの? 彼女のこと好きなの? ...

        • 正確には、惚れる相手候補かな。 好意はあるけど、色々なものと天秤にかけて 少しずつ重くなっていけば、他のものは手放すつもりだったんだと思う。 彼女は彼女なりに目をつぶっ...

  • 感想:なげええええええええええ

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