はてなキーワード: 時代劇とは
工業系大学を出て就職したソフトウェアの会社でプログラマーやってた。学生時代から付き合っていた彼女と2年前に9月に結婚もした。
それが、去年の3月に鬱手前でぶっ倒れてドクターストップ。3ヶ月休職してやすんだんだが、そのままドロップアウト。7月から無職になった。
嫁は働いてるし、病気で仕事ができなくなったから退職してからも傷病手当もそこそこ出てさ。ボーナス+退職金も貰ってたから、当面の生活の目処もついた。もちろん、何ヶ月もニートでやっていけるわけもないから、すぐにでも復職はしようと思ってたんだけど。でも、体調が良くならないと無理だと思ってたから、まぁ1・2ヶ月は就職先を探しながらのんびりしようかと思ってた。
ただ、地元を離れて知り合いは嫁しかいねぇ土地で、日中は一人で生活するってのはツラかった。
朝起きると10時→時代劇の再放送→いいとも→ごきげんよ→昼ドラ→草野仁→時代劇の再放送→刑事ドラマの再放送→テレ東アニメ
基本はこれ。ちなみにネットは並行試聴。時期によっては甲子園。地区予選から全部見た。こんな生活してたらさすがに気が狂う。でも、科捜研の女は見逃せないとか言ってるオレがいるわけよ。そりゃあさぁ。図書館にでも行けばとも思うんだけどね。図書館の前に辞めた会社があってさ。近づくだけで鬱だし。
そんなこんなことしてたら10月になってさ。ふと面接を受けた某工場の事務の仕事にありつけちゃって無事転職。プログラマやってた前職より全然給料良いのね。なんだよ、ガンダムをうまく乗りこなせるより、ジムを適度に操縦できる方が生活安定するのかよってさ。いや、そんなことはどうでもいいんだ。今回は環境に恵まれたんだってことはわかってる。
さて、ここまでが前置き。実は、この復職するまでの3ヶ月間。一番の支えになった人。それが、隣の部屋に住んでる人妻。旦那さんは長距離トラックの運転手で、あんまり家にいないらしい。
ある日、食材を買出しから帰ってきたときに、なんとなく世間話をするきっかけがあった。仕事してた時は、何度か家の前で挨拶してた程度だったんだけどさ。さすがに、今まで日中は誰もいなかった部屋から、突然毎日人の気配がし始めたことに気づいたみたいで、「なにかあったんですか?」みたいな話をして。そしたら、どうやら同じ歳みたいでさ。すんげぇ意気投合。なんかねぇ。水を得たオレ。精神的に弱ってるときには、人の温かさが一番の薬だわ。
それからは、毎日がメイショウドトウのように過ぎていった。
気づいたら、隣の部屋に上がりこんで一緒に昼飯食ってるオレ。
気づいたら、隣の部屋に上がりこんで一緒に科捜研見てるオレ。
気づいたら、隣の部屋に上がりこんで一緒に酒飲んでるオレ。
気づいたら、隣の部屋に上がりこんでノコノコでカートに乗ってるオレ。
気づいたら、隣の部屋に上がりこんで人妻に乗ってるオレ。
就職してから約半年。新しい職場でうまくいってる。ここまでこれたのも、その人のおかげだと思う。
どーすんの?ちょっと・・・どーすんのオレ!?
[5年連れ添ったセックスレスの妻]
[半年前に出来た心の支え]
ヌルオタのたわごとなので、ツッコミたい方はどうぞ。
少し前に、再びファンタジーが流行るっていう言説をちらちら見たんだけど、「ゲド戦記」があれな感じだったし、「ブレイブストーリー」はそれな感じだった。いや、見てないけど。評判の話ね、評判。
俺には最近の若い衆の感性は分からんけれども、団塊Jr世代としては、正統ファンタジーの世界観…というか、いかにもRPG的な(といえば良いのか?)ファンタジーの世界観みたいなものにはなんか、いい加減、限界を感じるというか、正直、陳腐さしか感じない。
もちろん、欧米の肉を食っている連中が作ったファンタジーにはある程度の説得力がある…「ロードオブザリング」やら、「ハリポタ」やらには。連中の身の丈にあったファンタジーだから、それなりのリアリティの裏づけがある。(でもぶっちゃけあんまりたいしたことないよな、みたいな部分もある)
日本のファンタジーの場合、一般認識として良く知られるようになったのは、ドラクエとかロードスとかゲームからである訳だから、リアリティの部分では、どうにもこうにもならないというか(結局、ベルセルクで一番評価された部分はリアリティだと思う)。さらに言えば、日本の場合、アニメとかマンガがメインストリームだし、リアリティ問題というのはかなり大きいと思ったりとかしていた。(かといって、実写の時代劇を求めているわけではないんだけれども…)
まあ、例外的に、アニメの「蟲師」とか、良い作品もあったけれど、ああいう(後期(笑)の宮崎駿のにおいを感じるような)土着的なアプローチもあるけど、あれは、90年代後半の残滓というべきもので、流行るんだったら、また違うアプローチのファンタジーではないかとは思っていた。
まあ、そんなことを思っていた訳だが。
そんなときに、漫画版「皇国の守護者」とライトノベル「ジョン平と僕と」を読んで衝撃を受けた。
(以下、ちょっとだけネタばれするので、注意!)
まず、「皇国の守護者」だが、従来のファンタジーの枠を超えている作品であることは誰しも認めざるを得ないと思う。まず、舞台は、土星のような輪のある地球とは別の惑星らしい(輪は夜、地上からは光って見えるので、「光帯」と呼ばれている)。で、竜がいる。(弱いながらも)魔法もある。じゃあ、ベタベタのファンタジーか?まったく違う。それらはあくまでも脇役だ。これは戦争の漫画である。具体的に言うと、テクノロジー的には明治維新より少し前(+竜や魔法)のレベルで戦争するのだ(蒸気船が実用化した程度のレベル)。そして、主人公の名前は「新城直衛」中尉(日本人名!)。強大な侵略者はドイツやロシアみたいな名前の人物たち!彼はそいつらを相手に絶望的な戦いをしたたかに切り抜けていく。すごい!燃えるぜ!
もう一方の「ジョン平と僕と」も、ちょっと変わったファンタジーだ。ほとんど、現代日本に近い世界だが、魔法が日常的に使われる世界。まあ、使い魔とか魔法の仕組みの説明とか、お約束があるものの、何よりすごいのは、その「呪文(のシステム)」だ(と思う)。ネタばれになるので書かないけれど、こういう身近な材料を使ったオリジナルの世界観って大事だよな、と再確認させてくれるものだ。で、主人公の重(しげる)少年も一生懸命戦う。もっとも、読後は、失恋に似た味わいがあったが…。
とつらつら書いてきて思ったのは、俺自身のファンタジーのツボというのは、「身近な材料を使ったオリジナルの世界観」の中で、「一生懸命戦う」ことだと思った。「感情移入を阻害しない程度の異化作用の持つ独自ルールの中の世界の中」で、知恵と勇気を振り絞り、ぎりぎりで戦う。彼らの「一生懸命さ」、「ひたむきさ」に心打たれる。マジで泣いてしまった(…年だ)。
今でも、「独自の世界観のファンタジー」が次に来るのではないかという言説が一部であるが、さて、どうなんだろう。来年、どういう作品が出てくるのか楽しみだ。
訃報 2006年 7/1 橋本龍太郎(ポマード) 10/22 ばってん荒川(肥後芸人)
1/5 三浦敬三(スキーヤー) 7/10 甲斐智枝美(アイドル) 10/29 武藤礼子(メルモ・ノンノン)
1/6 加藤芳郎(まっぴら君) 8/4 武内亨(時代劇) 11/10 はらたいら(3枠漫画家)
2/6 戸谷公次(ジャギ) 8/6 鈴置洋孝(ブライトさん) 11/11 村田渚(成子坂)
3/2 久世光彦(ドラマ演出家) 9/2 岩田ゆり(モデル) 11/14 渡辺謙太郎(野球実況)
3/23 徳田ザウルス(コロコロ) 9/10 犬丸りん(おじゃる丸) 11/15 石川賢(ゲッターロボ)
4/1 松本竜助(竜々) 9/17 曽我部和恭(バンコラン) 11/16 仲谷昇(岸田の元夫)
5/7 曽我町子(特撮女王) 9/18 〆さばヒカル(漫才師) 11/29 実相寺昭雄(ウルトラ監督)
5/16 田村高廣(田村兄弟) 9/24 丹波哲郎(大霊界) 12/9 まさお(テレ東旅犬)
5/29 岡田真澄(ファンファン) 9/24 江頭豊(チッソ) 12/17 岸田今日子(妖怪ムーミン)
5/30 今村昌平(映画監督) 10/1 米澤嘉博(コミケ) 12/20 青島幸男(いじわる都知事)
6/24 川合伸旺(名悪役) 10/20 藤岡琢也(渡鬼名優) 12/20 中島忠幸(カンニング)
(追記)