はてなキーワード: 感情教育とは
石山修武の磯崎新論は、ボルヘスが注釈のみで構成した架空の小説のようなものなんだ。
きっとこのまま書かれることもない。
以前にすこし書いたボツになった序文と磯崎新論についての論だけが残されるんだ。
世田谷村日記3255-3256
"「作家論・磯崎新」を仲々本格的にやり始めないのかの、要するに、これは誰一人聞く者もいないはずの弁明である"
この直後に磯崎新と鈴木博之が持っていた記憶力につなげてボルヘスが出てきている。
むしろロジェ・グルニエの短編「沈黙」に近いか。
あれは自分が書く予定の小説について色々な名作小説の部分部分をあげながら夢想する小説だった。
「この私が書きたいのは、むしろ新しい『感情教育』なのである」
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