はてなキーワード: ドラッグデリバリーシステムとは
砂糖という医薬品があった場合。
既存の医薬品Aはフロストシュガーだけど、
ジェネリック医薬品Bは氷砂糖。
みたいに、成分が同じでも溶け方がまるで違うことがあるんだよ。
薬というのは、メインとなる薬効成分の他に、DDS(ドラッグデリバリーシステム)といって
どの薬効をどう体内に放出して届けるか?の部分もめっちゃ研究されてる。
そして、往々にして起こるのが、
メインの成分は特許切れでジェネリック医薬品が作れるが、
DDSの成分は特許が切れておらず使えない。
開発時期が異なるせいで完全に真似できない状況になるのだ。
Permalink | 記事への反応(1) | 06:38
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薬の効果は単純に有効成分の量だけでは決まらないんよ。
その成分がどのくらいの時間を掛けて体内に取り込まれるのが良いかも含めて
錠剤は設計されていて、その仕組みを
ドラッグデリバリーシステム(Drug Delivery System, DDS)
と呼ぶのだ。
先発医薬品は、そいうところにも金掛けて作ってるのに、ジェネリックは有効成分の量だけ合わせて
基剤は適当に作ってるから、そりゃ安くできるだろって話し。
ちなみに、複雑なDDSが必要のない薬なんかは、ジェネリックの登場に合わせて値下げしている例もありますん。
Permalink | 記事への反応(0) | 11:29