死ね、という言葉がある。試しに何回か書いてみる。
死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね。
もちろん誰かに死んで欲しいわけではない。ただ書いているだけだ。でも不快になった人がいるかもしれない。ところで大好きという言葉もある。何回か書く。
大好き、大好き、大好き、大好き、大好き。
これも特定の人物に向けた言葉ではない。しかしこれを読んだ誰かには一定の感情をもたらすことがある。なぜだろう? その言葉を書いたこの私は、誰のことも大好きではないし、死ねとも思っていないのにだ。
匿名の言葉は、あなたの中だけで完結する。あなたが受け取った意味がすべてになる。そしてその意味によってあなたは、傷ついたり、笑ったり、上を向いたりするだろう。それは誰かがあなたに直接与えたものと区別できない。
その言葉を発したのは人間ではないかもしれないのに、今日もたくさんの人がインターネットを見て傷ついている。
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