大阪万博は想定以上の失敗となり、責任の追求を躱したい政治家は大阪に巨大なカジノを建設し、経済効果を実積にしようと奔走する。
カジノは海外観光客をターゲットとしていたが、そもそもギャンブル好きの日本人にも好評、一時的には大きな経済効果と話題になるも、その影では多くのギャンブル中毒者を生み出し、カジノ破産者も多く現れた。
破産者たちはドヤ街に溢れるようになり、大きな社会問題化。観光への悪影響を懸念した行政は、ドヤ街を囲う巨大な壁の建設を始める。
壁に囲まれた巨大な都市の空白地帯を、人々は「ネオ西成」と呼んだ…
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