写真を撮る人を撮る人を撮る人。
視界を写真に撮って切り取る人がいる。なるほど新しい。
写真を撮る人もまたレンズを向けられる対象の例外ではなく、写真を撮る人を更に撮る人もいる。なるほど新しい。
そうしてメタを取ったようでいて、更にその人もまた同じ状況に晒されている。なるほど新しい。
展開があるのってせいぜいここまでで、それ以降は3人目と同じだと思う。
撮る人を撮る人を撮る人を撮る人も、撮る人を撮る人を撮る人を撮る人を撮る人も大して違わない。
これはニュアンスの色をぼんやり表す程度の例え話なんだけど、いわゆるお笑いの天丼は原則数回までみたいなのってそういう事なのかなって思った。
あと最近冷笑って言葉が流行ってて、冷笑する人を冷笑する人を冷笑……みたいな無限のスパイラルが発生するって言われてる。けど無限というのとはなんとなくちょっと違うような気がする。展開が止まってるから。