「作者が戦争賛美のつもりで作っていなければ、それは戦争賛美の作品ではない」という人もいる
「読者が戦争賛美と受け取ったなら、作者の意図は無関係にそれは戦争賛美の作品だ」という人もいる
興味深い現象だ
まとめておこう
作者の意図 | 読者の受け取り方 | |
---|---|---|
A-1 | 戦争賛美のつもりで作成 | 戦争賛美と読み取った |
A-2 | 戦争賛美のつもりで作成 | 特に作品に込められた意図を意識しなかった |
A-3 | 戦争賛美のつもりで作成 | 反戦と読み取った |
B-1 | 特に意図を込めていない | 戦争賛美と読み取った |
B-2 | 特に意図を込めていない | 特に作品に込められた意図を意識しなかった |
B-3 | 特に意図を込めていない | 反戦と読み取った |
C-1 | 反戦のつもりで作成 | 戦争賛美と読み取った |
C-2 | 反戦のつもりで作成 | 特に作品に込められた意図を意識しなかった |
C-3 | 反戦のつもりで作成 | 反戦と読み取った |
個人的には「読者が戦争賛美と感じればそれは戦争賛美の作品(ただし他の人の同意を得られるとは限らない)」というスタンスにしておこう
一方で、作者の意図を重視する人は、A-1、A-2、A-3を戦争賛美作品とみなす……か?
なんかこのスタンスの人でもB-1、C-1を戦争賛美作品とみなす気がしないでもない
ついでに言うと、作者の意図が明らかになる作品って多くない気がする