こういった人たちは真面目で律儀な人だと思っていたが、最近は実は違うのではないかと思えてきた。
何かを進めるとき、杓子定規なまでに規則通りに進めようとするのは、後で何か不都合が起こったとき、その人自身が「規則通りにやりました」という逃げ道を確保し、自分だけは絶対に悪者になりたくないという自己保身・他責思考にすぎないのではないかと思えてきた。
何かを判断するとき、外に根拠を求めようとするのは、後で何か不都合が起こったとき、その人自身が「〇〇という根拠に基づいて判断しました」という逃げ道を確保し、自分だけは絶対に悪者になりたくないという自己保身・他責思考にすぎないのではないかと思えてきた。
自己保身も他責思考もまったく無用とまでは言わないが、しかるべき責任を負う立場にある者なら、臆することなく自らの責任において判断・行動してもらいたいものだし、自分がその立場ならそのようにしたいものだ…というのは理想論か。