元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士は今後の焦点について、「4人のうち、1人でもいいので話をしてくれる人間が確保できるかが、今後の捜査の鍵になる。こうした組織犯罪のケースでは、1人が話すことで展開が変わることがある。別の容疑者が『あいつが話したら、俺の罪は重くなるじゃないか』と疑心暗鬼に陥る可能性があるからだ。口裏合わせは念入りでないとぼろが出るし、逆に微に入り過ぎてもほころびが出る。決して崩せない壁ではなく、警察は威信にかけて捜査に全力を挙げるはずだ」と指摘した。
司法取引がないから「囚人のジレンマ」にならないだろ 真実を話しても得しなくて仲間に恨まれるだけじゃん