今年の春先に、大事な親友が自殺した。
高校以来の付き合いで、お互いの生きづらさとか死にたみを共有できる唯一無二の存在だった。今も立ち直れそうにない。あの大きな身体が一緒で破れて痛めつけられて、あっという間に灰になってしまうなんて。思い出すたびに自分の身体が引きちぎられる感覚になる。
昨日、恐ろしいほどその親友に瓜二つの人に出会った。仕事で。
見た目も、しゃべり方も、柔らかな雰囲気も、独特な発想とかツッコミ方がほんとにそのまんま。柔らかい表情のなかで時々切り込むような視線を送ってくる一重まぶたも、親友のそれ。なんだろう、この偶然は。
仕事の帰りの電車でそんなことを考えてて、ああ、彼はやっぱりどこかで生きてたんだ…。と涙が止まらなかった。
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