■こういうふうに終わるとは思わなかった
中学生の頃くらいから「どう考えてもこの世界終わるだろ」と思っていて、
筒井康隆が「人類はキレイに滅亡できるほど善行を積んでない」みたいなこと書いてて
なるほど核戦争で一瞬、っていう終わりかたはなさそうだなと思ったり、
太宰治の『右大臣実朝』で「アカルサハホロビノスガタデアロウカ」って書いてあって
そうか世の中が沈滞ムードのうちは終わらないのかもなと考えたりしながら、
終わりを見られる世代に産まれたことをラッキーと感じられるくらいに終わるさまを楽しもうって決めてたけど、
こんなふうな雑で惨めな感じで終わっていくとは思わなかった。
詩情がないよ。
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