去年、世界で出荷されたノートパソコンなどの台数は新型コロナウイルスの感染拡大前と比べて3割近く増えました。テレワークの拡大やオンライン授業の普及が、スマートフォンなどに押されていたパソコンの販売を一気に押し上げる形となりました。
シンガポールに本部を置く調査会社、カナリスによりますと去年、世界で出荷されたノートパソコンなどの台数は、3億4100万台でした。
新型コロナの感染が拡大する前の2019年に比べて27%増加し、2012年以降で最も多くなりました。
主な要因には▽テレワークが拡大したことや、▽学校でオンライン授業が普及したことがあるとみられています。
パソコンの出荷台数は高性能なスマートフォンやタブレット端末に押されて伸び悩んでいましたが、新型コロナをきっかけに需要が一気に高まった形で、調査会社は、こうした傾向がことしも続くと分析しています。