絶対に謝れない人は、自分のプライドを守るために他人を攻撃する。
自分のプライドこそ全てであり、それを守るのであれば死体だろうが蹴り続ける。
そういう人の下で働くというのは、自分は殺されるということだ。
うまくいった時の功績はその人に取り上げられ、失敗した時の責任は負わされる。
功績が讃えられる場には喜び勇んで出向き、他人に頭を下げる場には手下である自分を送り出す。
しかしそれは誰も喜ばないから、俺は上からの叱責を受け止めたら、全部押し込んで仏のような顔をする。
皆に「ありがとう、ありがとう」と伝え、自らが既に屍になっていることなど微塵も悟られないようにする。
いつしかうまくいったのは自分以外の人のおかげ。失敗したのは自分のせいと思い込むようになり、ある日自分の心はボロボロになっていることに気づく。
もう心が限界だ。
助けてくれ。