麻雀なんかで鬱屈とした状態になることがある。
振り込んで振り込んで振り込んで振り込む。
現物がないからと最大公約数的、計算上はほぼ完璧な安牌なはずのその牌がなぜかピタリと吸い込まれるように両家和を喰らう。
自分がこの世で最大限の愚か者であると判定されることへの抗議。
上着を裏返しに着ていることに突然気づくような気恥ずかしさ。
弱気の証明。この世で一番の臆病者であり、この世で一番の臆病者であり、臆病者。
そんな気持ちは最悪であるが最愛である。
言い訳無用に突きつけられる自分自身は最悪だが、そこに、でもも、しかしも、あれもこれもない。
最悪、ただ最悪であるだけの最悪、それが最愛でなくてなんだというのだ。
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