社会統治の仕組みとして、優れた絶対的権力者に率いてもらうことを目指すのでなく、独善的な独裁者により地獄のような社会が現出することを避けるために、容易に衆愚政治に陥ってしまいかねない民衆による多数決によって社会的意思決定が下される社会制度を、気の利いた人々は採用した。
そういえば、
苦痛なく退屈でもないならば、その人は地上における幸福の大部分を手にしているのだと洞察したショーペンハウアー、
民主主義は最悪な社会制度だが、他よりもましだと評したチャーチルがいた。
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