2020-08-21

頭皮をむしるのが癖になってしまった…

半年くらい前かな? 頭皮に吹き出物ができた。私は吹き出物ができるととにかく潰してしまう、そのおかげで中高生の頃は顔がやばく、アラサーになった今は背中やばい。好きでもないのにスキンケア代がかさむ。

頭皮の吹き出物を潰してしばらくたったある日、なんとなく頭を掻いた。すると硬くて薄い、ささくれみたいなものが指に触れた。なんなんだろうこれは? ずっと触っていると、それがかさぶただか古い皮膚なんだかで、剥がれかかってるってのがわかる。するともう止まらない。肌を撫でて、ちょっとでも違和感を覚えるとおできだろうがなんだろうがとにかく潰す。はがす。むしる。爪に引っ掛けてぴーっと取れる部分だけで満足できるわけがない。がりがり、びりびり、剥けるところまでとにかく剥く。ずぎん!と皮が傷んでも、まだ指先には剥けかけの皮膚の感触がある。指の腹をかりかり引っ掻いて、連れてってくれと言っている。それで2時間くらい経って、乾燥した古い皮膚と、血塗れの指先をぼんやり見ることになる。

頭皮を触ると、近くの髪が血でゴワゴワになっている。めちゃくちゃ痛い。やっとやめて、2日おくと、また固い皮膚の感触が甦る。そして剥く。で、血塗れになったところで我に帰る。

よくないんだよな、途中経過で短い毛が抜けるし、固まった血が部屋を汚す。大した量ではないけど、1かけ皮だか血だかを見つけると、これを増やして並べたくなる。後悔して、あ〜もう絶対触らない!と決めたのに、気がついたら指がささくれを作ろうと弱そうなところを探してる。

それを繰り返して、当然ハゲた。他の髪で隠せるからいいけど、このハゲ触るとプニっとする。肉は流石に毟れない。突起のようになってしまったプニプニのハゲを指先で突いて、マシになったはずなのにイライラしている。1日が終わってない気がする。

びりびりーっと剥いて、途中で破けてしまわないように慎重にやって、大きな皮膚が取れた時の達成感がたまらない。大きな皮膚には細かい穴が空いていて、ここから毛が生えてたのかな〜なんて思う。正直ハゲより何より時間泥棒なのがつらい…

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