いやじゃありませんか 軍隊は
カネのお椀に 竹のはし
仏さまでも あるまいに
一ぜん飯とは なさけなや
ご存じ「軍隊小唄」である。政治的な主張はさておき、よくわからない箇所がある。「一ぜん飯」とはなにか?
調べてみると、仏前に備える通夜の枕飾りとして、一杯盛り切りの食事を置くことに由来する。死者のこの世との別れの食事である。そして、米を食べるときには一杯だけだと仏前の食事を想起させて縁起が悪い。よって、少量でいいのでお代わりをする、とある。
自分は驚いた。そんな話など初耳だったからだ。箸を茶碗に立ててはいけない「立て箸」なら知っていたが。
六十代の両親に確認したが、この風習にはなじみがないそうだ。しかし、「軍隊小唄」が流行していた以上、こうした風習がある程度広がっていたはずである。
ネットなんかあるわけない時代、他所の事なんて全ては『知らんがな』だろ。 ・・・余談になるが、関西出身のイラストレーター兼エッセイストの戦中を描いた半自伝?に、関東出身の...
少年Hか。
食生活が改善される前は、味の濃いおかず少量で沢山白飯を食べるのが庶民の贅沢だったから、盛り切り飯一杯では寂しいだろという事だったんじゃないかなと「想像」する。
昔、日本船舶振興会が「1日1ぜん」ってCMしてたんやけどな 最近の若い子は知らねえかな